
*「アーティストマネジメントの3つの仕事」の記事もご覧ください

SDアート 代表取締役 堀越 啓
上智大学経済学部卒業後、一部上場メーカーに就職。
海外関連の仕事を多く行い、事業企画等の事業戦略策定などを経験。東日本大震災を機に退社。
2012年4月SDアートに入社し、2015年代表取締役に就任。
ピカソに彫刻を教えた彫刻家「フリオ・ゴンサレス展」や風と水の彫刻家「新宮晋の宇宙船」展、「生誕110年 傑作誕生・佐藤忠良」等を企画するなど、多数のアートプロジェクトを手がける。
2018年には、経営者やビジネスパーソンを対象とするアートプログラム「ロジカルアート」を開発し延べ300名以上が参加。
2020年5月、上記のプログラムをベースとした美術の読み解き方を紹介した書籍『論理的美術鑑賞』(翔泳社)を出版し、中国や韓国などでも翻訳出版されている。『西洋美術は彫刻抜きには語れない 教養としての彫刻の見方』(翔泳社)。

プロジェクトを実施
代表の堀越はこれまで600名以上のアーティストとプロジェクトを実施してきた専門家です

+ 複数事業の経営経験
大企業での戦略策定経験に加え、経営者経験等を生かし、複数のビジネス立ち上げやコンサルティングを行ってきました

長年培ってきた、全国アート関係者とのネットワーク
数多くのビジネスの実績を通じて、アート関係のネットワークを保有しています

① コンサルティングセッション
アーティストや経営者向けの個人コンサルティングを行います。
制作の方向性やプロモーションの方法や今後の目標等を定め、
「あなたのコーチ、コンサルタント」として伴走していきます。
・単発セッション:10万円/回(最大2時間程度)
・伴走型セッション:10万円 * 6ヶ月
* まずはZoom等の無料相談(最大45分)を行った上で、
本セッションを受講するかどうか決定させていただきます。
*お引き受けできない場合もございますのでご了承ください。
② マネジメント
SDアートがあなたをマネジメントします。
戦略、営業代行、契約関連、プロモーション、
ブランディングなどを行い、アーティスト活動全般を支援します。
・100万円〜/月(最低半年契約)
③ 成果報酬型マネジメント
プロジェクトごとに支援を行います。
契約や交渉、連絡窓口など、全般にわたってプロジェクトベースで支援を行います。
・全体の売上金額の10%程度〜(プロジェクトに応じて決定)
Message from Artists and CEOs

経営者 Y.Yさん
Q:コンサルティングをして、最も大きく変化したことは何ですか?
美意識を経営に取り入れるようになりました。
たとえば、ニューヨークの治安が悪かった頃に改善をする際に取り入れられた「割れたガラス理論」のように、
「1つの汚い事象が会社で常態化していないか?」
といった規律を含めた「オフィス環境」などに美意識が生かされるようになったことだと思います。
特にサービス業をやっている弊社にとっては美しいオフィス環境作りは重要です。またアートは空間の浄化作用があるなぁと感じております。
Q:アートを購入して展示をするのはY.Yさんにとってどのような意味がありますか?
汚いところに目がいくようになるってことですかね(笑) おそらくオフィスや自分の部屋が汚いとして、自分がとても気に入った作品がその場にきたら、その場を整理するはずです。
特に堀越さんから購入した作品は、実際にアーティストのご自宅にお邪魔して、お話しし、お酒を酌み交わして購入したものです。アーティストの方とお会いすることは初めてでしたし、会った方から購入できたことは私にとってとても大きな意味を持ちました。
私の場合は絵画を購入して、飾っておりますが、この絵画を起点に部屋を考えるようになる。つまり絵画起点に良い空間を作ろうという思想になる。そうするとここが汚いとか、ここにこれを置く意味ってあるか?など、普段何気なく放置しているモノに対しても目が行き渡る様になります。
整理が苦手な人こそ良い絵画を飾ることで、それに見合った空間作りができるようになるんじゃないかなと思います。
Q:コンサルティングは経営にどのように役立っていますか?
「起点」というものを考えるようになったことでしょうか。部屋を整理するときにもただ整理をするのか?それとも何かを活かすために整理するのか?
経営も同じでただ売り上げをあげていくだけではあまり意味がないように思えます。私の場合「ビジョン」というあまり大それた言葉はあまり好きではないのですが、「社会貢献」というビジョンがあります。
世の中でおかしいところを会社として解決していく。そこを起点にして、売上をあげたり、社員の成長を促進するなど色々な必要性が生じてきます。
つまり、「何を起点に会社の運営を考えるのか?」
アート作品を通じて、そのことに気付かされたような気がします。
何か美しいものを持つとその周辺の改善箇所が見えてくるといった具合の起点が経営にとって大事だと感じました。

アーティスト(歌手・経営者) 堀澤麻衣子さん
堀越さんの問題解決の能力は、例えて言うならば、それはアートを捉える時、作品を抽象化して鑑賞するように、現時点での物事の全体像を把握し、そこから、重要な問題点をピンポイントで探しあて提案してくださる能力。
それは、ほかの人にはない非常に素晴らしい武器であり、視点でした。それらの能力によって、多くの提案と解決がなされ、アーティストとしての活動の仕方にも新たな一面が構築され、また、スクール経営でも、はっきりと見えてきました。
また、私も経営者として、アーティストとしての苦悩を理解してくれる人もまわりにおらず、時には、表現者の理解者として、また、経営者の同志としても、大変親身になってアドバイスを頂きました。相手の苦手部分や、経営の問題に対しても改善策を提案して、一歩一歩ことを進め、状況は良くなっていきました。
「経営者とアーティストは非常に多くの共通点がある」ことを堀越さん自身が理解し、携わっていただいた「アーティストディレクション」と「経営」自体にも、とても多くの共通点がありました。
最高のチームを目指す時も、堀越さんのファシリテーション能力は高く、スタッフの育成をしてくださりながら、チームは育っていくことができ、わたしも安心して、アーティスト活動に専念することができるようになりました。
ー アーティストディレクターとして
アーティスト活動をしながら、経営をしている身としては、アメリカ・ロサンゼルスで何の心配なく歌手としてレコーディングに集中できることは大変ありがたいことです。
また、日本各地の神社で歌唱奉納コンサートや、ブルーノートでのライブを行なっていますが、その際、大切になるのは広報です。
広報の中で、今、大切なのは、SNSの戦略です。堀越さんは、ターゲットによってその属性にぴったりくるSNSを選定し、その属性の人たちに、ヒットするキャッチフレーズを設定。キャッチフレーズの組み合わせこそが、「アート力」が発揮されている部分だと思います。
また、メディアに対しても、チームをファシリテーションして動かし、各地方のラジオ出演にも力を注いでくださいました。
ー 経営コンサルティングについて
HPのアルゴリズムが大きく変わり、その変化に対応する術を探していましたが、なかなかこれといった解決策がないなか、HPの表示順位も良くない状態で必要なユーザーに対して自社のHPがヒットしていませんでした。
アーティスト活動に関してのディレクションをお願いしていた堀越さんに経営のほうも、相談できないかと話したところ、HP業者の選定から、事務の改善化、スタッフの教育など、今あるリソースを最大限効率よく事業に活かせるようにしてくださいました。
それらによって、売り上げが低迷していた時期から、元どおりになるまで、1~1年半の期間で収益が戻りました。売り上げは低迷期の約2倍となり、今は、安心して通常の業務ができるようになりました。
堀越さんの持つ独特のアート力が、このように、アーティストディレクションと経営の両方に大きく作用し、3年というかけがえのない時間をかけ、ぶつかりながらも諦めることをしないで今の状況を作り込んでいけたと思っております。
堀越さんには、アーティストとして、経営者として、その両面から本当に感謝しております。
歌手 堀澤麻衣子